第63回 D-Wind Rally 『上州あがつま・真田家三代の秘宝』
コース案内(作成記)

コースレイアウト図は、こちら(PDF版)
最初に・・・   DWR62で群馬県・吾妻地区の鉄道遺構を巡るコースを作成し、更に『嬬恋村キャベツラリー』と『日本ロマンチック街道QR』(C、Dブロック)の作成のお手伝いをしたので、吾妻地域に毎週の様に通ったため飽食気味になり(笑)、年初予定していた八ッ場ダム、川原湯温泉周辺のコース『生まれ変わる温泉街と一軒宿』も来年に先送りした。
が、来年の大河ドラマが「真田丸」に決まり、関係がある自治体でスタンプラリーなどを行っているのでは?と検索すると、上田市と吾妻郡で開催中。

  前者は何と大阪・天王寺や秋田・由利本庄市までスタンプポイントになっていて流石に無理なので(笑)、吾妻郡のスタンプラリーのスタンプポイントを巡るコースを急遽作成した。 
宝箱のあり場所のヒントになる「謎解き」も頭の体操にはぴったりの設定で、更に宝箱の場所に行くのもチョット大変(参加すると判ります)で、私の準備したコマ図だけに頼らず参加者の方の判断でコース取りを考える必要もあるコースとなりました。

  もう吾妻は行きたくないと仰らずに是非お越しください(笑)

スタンプラリーの流れは、こちらを見てください。

※この時期としては距離が長く、上記の通りコマ図通りに走るだけでは全ての宝箱を手に入れられないので、クイズは簡単なクイズにし、コースもいつものDWRとは違い(?)、広い道ばかりです。 
また、DWR62や嬬恋村キャベツラリー及び日本ロマンチック街道クイズラリーと一部コースが重なっています。
予めご了承ください。

スタート〜4CP

スタート、OD、1CP、2CP再スタート、3CP、4CPにトイレがあります。
  スタートは、関越道・月夜野IC近くにある『月夜野道路情報ターミナル』
その名の通り道路情報を提供していて、主に国道17号線の三国峠周辺の状況を得るための施設の様だ。
休憩スペースもあり、駐車スペースの比率からもトラックを主に対象にした施設である。


  国道17号線を三国峠方面に少し走り、県道で赤根トンネルを越えて高山村に向かう。 トンネルを抜けてすぐの『赤根峠ポケットパーク』にODを置いた。




  『道の駅・中山盆地』が1CP。
以前「高山温泉ふれあいプラザ」と言う日帰り温泉だけの施設だったが、昨年4月に道の駅としてオープンした。
日本ロマンチック街道QRのCブロックでも立ち寄るが、スタンプ帳をここで入手する必要があるので立ち寄った。
『また、ここ?』と思われる方もおられるかもしれないがご了承願いたい。


  『中山城址跡』が高山村の【真田ゆかりの地】
1CPの再スタートは、国道の路側帯。ここの裏手の山に『中山城址』がある。
北条氏の築城で、「半折囲郭構造」だそうだ。真田家との関係は・・・? 現地の説明板にも記載は無かった・・・。


  再スタート後、国道と並行する道で西に向かう予定であったが何やら工事で通行止め。仕方ないので国道に戻り西に向かう。
中之条町に入ってすぐに国道から外れ、大塚温泉(どれが温泉の建物か判りません・・・)の前を通り県道に抜ける。


  『林昌寺』が中之条町の【真田ゆかりの地】
真田昌幸の叔父・矢沢頼綱が開基となって建てられた。 境内にあるしだれ桜が春の名所になっている。

  お寺の駐車場が広くないので、近くの中之条ツインプラザの駐車場に2CPを置いた。
2CPの近くに中之条が生んだ総理大臣=小渕恵三の銅像があるが、その台座には「天の時、地の利、人の和」と書かれている。 今回の娘(小渕優子氏)が衆議院で当選できたのは、この文字の内容がこの地に根付いているのだろう・・・。 すぐ近くにおぶち優子事務所がある。


  2CPの再スタートの『中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」』は、明治18年(1885年)に開校した吾妻第三小学校の建物で、明治初期の洋風学校建築の数少ない建造物として、昭和53年(1978年)に群馬県指定の重要文化財となった。その後、町の歴史民俗資料館として活用されている。


  再スタート後、国道353号線から県道に抜けて、東吾妻町の中心地=原町に入る。 大きなショッピングセンターが立ち並ぶ中を抜けた先にあるのが3CPの『岩櫃ふれあいの郷』。 ここが東吾妻町の【真田ゆかりの地】。

本当なら『岩櫃城跡』がゆかりの地だろうが、往復30分の山城攻めはスタンプラリーの対象者の子供(我々も?(笑))にはきついと判断したのだろう。 『岩櫃ふれあいの郷』の建物がお城風なので、ご勘弁をと言う所か?(笑)
ここには、温泉センターの「くつろぎの館」、コンベンションホールの「ふれあいの館」、福祉センターの「やすらぎの館」及び、健康増進センターの「であいの館」の各施設がある。


  この後、当初プランでは広い東吾妻町の南側(大戸)を通る国道406号線で長野原町に向かう予定だったが、ある事情で吾妻川沿いに向かわざるを得なくなった。 国道145号線を走るのも面白くないので、八ッ場ダム、川原湯温泉周辺のコース『生まれ変わる温泉街と一軒宿』のために取って置いた吾妻川の右岸の道を走る事にした。

途中リンゴの販売所が3軒ある。私はその中で一番最初に出てくる「丸橋果実園」で、いつもリンゴを買って帰る。小さな販売店で種類は少ないが、その時その時旬なリンゴの種類が置いてあり、いつも外れが無く美味しく頂いている。 是非お土産にどうぞ。


  『道の駅・あがつま峡』に4CPを置いた。
紅葉が美しい国指定名勝・吾妻峡の入口にある道の駅。 その名勝も八ッ場ダムのおかげで、一部が破壊され水没する。
勿論、この道の駅も後ほど通る『道の駅・八ッ場ふるさと館』も、八ッ場ダムによる水道用水の供給を受ける利根川流域都県が施設建設費を負担して作られた施設である。

『生まれ変わる温泉街と一軒宿』でもチェックポイントにする予定なので、今回は用が済んだらさっさと再スタート!
4CP〜ゴール

7CP、ゴールにトイレがあります。
  4CPを再スタートして、立派になった国道145号線バイパスを走る。 実は私もこの区間は今回初めて走った。 このバイパスが整備されたおかげで草津へ行くのにかなりの時間短縮になったと思う。  ただ、川原湯温泉は国道の反対側にあり、今まで以上に通過する人が増えるのではないかと心配している。 ダム湖が出来れば復活するのだろうか・・・? 

  途中、『道の駅・八ッ場ふるさと館』の前を通る。 近くにある不動大橋(湖面2号橋)から、ダムが完成すると水没する吾妻線旧線や国道145号線旧道を見下ろす事ができるが、今回はCPなどは置かず、『生まれ変わる温泉街と一軒宿』で皆さんに見てもらおうと思っている。


  国道145号線バイパスから国道145号線に下りて、長野原草津口駅の少し先にある『長野原諏訪神社』に5CPを置いた。 ここが長野原町の【真田ゆかりの地】。

当時、長野原城主は真田幸隆の舎弟、常田新六郎隆永であった。 岩櫃城主・斉藤越前守憲広が、長野原城攻略に動き、長野原羽根尾城主・海野長門守幸光・能登守輝幸兄弟と、甥の斉藤弥三郎と共に長野原城址に攻め込み、諏訪神社の周辺で最大の激戦が行われた。境内に『長野原決戦の碑』がある。
この後、真田幸隆は、この海野兄弟・斉藤弥三郎をまるめ込み、岩櫃城を陥落し、海野兄弟・斉藤弥三郎は真田の家臣となった。


  5CPからは国道146号線を北軽井沢方面に向かい、途中からトウモロコシ畑やキャベツ畑の中を走り県道に抜ける。 この県道、いつか・・・いや、最近走った道で(笑)、嬬恋村・大笹に下って行く。
  
  『大笹関所跡』が6CPで、嬬恋村の【真田ゆかりの地】。 キャベツラリーでも立ち寄りましたが・・・(^_^;;
中山道・高崎宿から分かれ、浅間山北鹿を通り鳥居峠を越えて須坂、上田方面に通じる「信州街道」に設けられていた関所で、沼田藩主の真田伊賀守によって設けられた。

  この後、プランでは、つまごいパノラマラインに抜けてゴールの草津に向かう予定だったが、これまたある事情で『嬬恋郷土資料館』に、最近走った道で向かうことになった。


  『嬬恋郷土資料館』が7CP。
1Fは、天明の大飢饉の原因になった天明3年の浅間山の大噴火により、土石流で埋没した旧鎌原村の事や、その発掘調査で出土された品々が展示されている。
2Fは、嬬恋村特産のキャベツの栽培方法や流通、植物学や歴史、栄養特性、料理法まで、キャベツの文化と科学が展示されている。
また、展望室からは浅間山や白根山も望むことができる。

  再スタート後、県道を通り国道292号線抜け、ゴールの草津町に向かう。
国道に合流する少し手前、道の右手の一段低い所に細い道があるが、恐らくこれが『草軽電鉄路線跡』だと思う。DWR62ではこの辺りはコースに入れられなかったので、丁度良かった!?(笑)


  『道の駅・草津運動茶屋公園』の前を通り、ゴールに向かう。
スキーシーズンが始まるまで(12/15まで)無料の『天狗山第一駐車場』をゴールとした。
草津町の【真田ゆかりの地】は、西の河原にある『草津ビジターセンター』。
草津の湯を守ってきた湯本氏は、武田の配下にあった真田氏(真田幸隆、真田昌幸)に仕えることとなり、草津の湯治客からとる湯銭(入湯税)の一部を真田氏に納めていた。
真田の領地は上田や沼田といった山間部にあったため米の収穫量は少なく、湯銭が重要な財源だったようだ。



  試走時は、5CPの『長野原諏訪神社』から1組の親子連れと、前後しながら各スタンプポイントを巡る事になった。 オジサンが1人スタンプを押す姿はチョット怪しかったかもしれないが、皆さんも勇気を持って(笑)参加してください。