第61回 D-Wind Rally  『「レトロ」なドライブ』
コース案内(作成記)

コースレイアウト図は、こちら(PDF版)
最初に・・・ 私のコース作成のネタ元である(笑)、テレビ東京の土曜スペシャルの「懐かしミゼットで行く!北関東ドライブイン・レトロ探しの旅」と、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」で紹介されたレトロなお店を巡るコースです。 
コースは、DWR59、60と里を走るコースであったが、今回はたっぷりと山道、林道を走ってもらいます。

スタート〜4CP

OD、1CPにトイレがあります。


※今回は、CPにトイレが余りありません。 コース途中の施設等利用してください。
  スタートは、太田市(旧薮塚本町)にある『薮塚ドライブイン』
テレビ東京・土曜スペシャル「懐かしミゼットで行く!北関東ドライブイン・レトロ探しの旅」で紹介されたお店。
番組の情報では・・・
昭和42年からドライブインとして営業
ラーメン400円 野菜ラーメン500円
営業時間 11時〜18時 金曜定休

《ドライブイン》の小さな看板は上がっているが、ドライブインの雰囲気では無く、町の食堂の雰囲気・・・。

お店の人にスタートを置くことは了解を得ているが、スタートラインが店舗併用住宅の前なので、予め準備をしておいて、スタートラインに付いたら速やかにスタートしてください。 また、非常識な時間も避けてください。
トイレも無いので、予め済ませておいてください。

  スタートからODまでは桐生の街中を抜ける。信号が多いが流れはそれほど悪くないのでしばらく我慢を・・・。

  『桐生市街』
賑わいがない町のメイン通りを通る。 途中「有鄰館」がある重要伝統的建造物群保存地区を通る。
2図の手前で右手に見える群馬大学工学部同窓記念会館も大正5年建築で国登録有形文化財になっている。
また、絹織物工場で影が出来にくく、均一な明るさを確保するために、北側の屋根に窓を設けたノコギリ屋根も途中チラッと見える。


  ODを取るために一度県道から外れ、県道の旧道に入る。 ODはコンビニの前なので、距離をチェック後速やかに再スタートしてください。 また、買い物ついでにトイレも借りてください。


  4図から再び県道の旧道に入り、桐生川ダムに1CP置いた。 今回のコースで唯一トイレがあるCP!(笑) 


  1CPから『県道337号線』を走る
桐生川沿いを上って行く道で、7図からの「林道 三境線」より道幅も狭く、「どっちが県道?」と言う感じ。
川の流れも間近に楽しめる場所もあり、DWR25で紹介したが秋には紅葉が綺麗な道である。 今回は新緑の中を走ってもらう。


  2CPの7図から『林道 三境線』に入る。
2001年のDWR25や2009年のDWR40でも走っているが、林道の始点から終点まで通しで走ったのは今回初めて。
後で走る「田沢小中線」「田沢楡沢線」も2つの村落をつなぐ林道であるが、この三境線は行止り県道の337号線からみどり市(旧勢多郡東村)に抜ける道で、道幅も林道としては広く、県道の代わりをなす様な道である。
しかし、1CPを置いた桐生川ダムから奥には民家はほとんど無く、通るのはツーリングのバイクや、我々だけか?(笑)
トンネルを越えてしばらくは、軽いアップダウンを繰り返す道でワインディングを楽しめる。


  3CPを済ませてから、草木湖沿いの道を走り、10図先からわたらせ渓谷鉄道を右手に望む道を走る。 タイミングが良ければ渡良瀬川沿いに走る「わ鉄」の姿を見る事が出来る。


  『丸美屋自販機コーナ』が4CP。
テレビ東京・「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」の1コーナで紹介されたお店。
自販機があるだけの店で、「オートレストラン」とも言うらしい。レストランにはかなり抵抗があるが・・・。

番組でも紹介されたが、ここは近所にあるレストランの自販機コーナで、レストランで自販機に入れる麺類やトースト類を調理し自販機に入れている。 その為、天ぷらもこの季節にはタラの芽の天ぷらに変わったり、時々エビ天の当たりも出るらしい。また、自販機としては味も良い(らしい(笑))。


試走時も絶えず数組のお客がおり、家族連れで味わっている姿も見られた。 山の様に積まれたドンブリの数がその人気を表している・・・?


学生の頃、自販機のうどんをよく食べていたので、その頃を思い出しながら味わったが・・・。 皆さんも是非味わってください!(笑)  DWRでは珍しいオススメ食事処です!(笑)




  13図内にある『旧花輪小学校記念館』にクイズを置いた。 
明治6年5月に開校した歴史ある小学校で、平成13年(2001年)に廃校となった。2001年のDWR11で廃校になってすぐに訪れた。 その後、記念館となり2009年のDWR40で再び訪れた。

現在の木造校舎は、日本鋼管の創立者で、本校の卒業生である今泉嘉一郎の寄付により建てられ、他に童謡「兎と亀」の作詞をした石原和三郎もここの卒業生である。
2001年の時は校庭もそのままでいい雰囲気の学校だったが、校庭に建てられた幼稚園が雰囲気をぶち壊している。(写真は2001年当時)

今回のコースが、『「レトロ」なドライブ』と言う事で、クイズを置いた。 記念館は土日しか開館していないが、是非校舎中の雰囲気も味わって欲しい。 試走時は残念ながら閉館であった。 
クイズを解く際は、13図内にある駐車場か13図先左手にある市役所支所に車を停めてください。
4CP〜ゴール

ゴールにトイレがあります。
  16図から『林道 田沢・小中線』に入る。
今回、初めて見つけた林道。全通したのはごく最近である。 新しい林道のため道幅も広く走り易い道である。 小中の村落と田沢の村落を結ぶ道だが、恐らく国道122号と県道を通った方が楽で早いのだろう、1台も車に出会わなかった。
出口に5CPを置いた。


  5CPから『県道257号線』を走る。
黒保根・八木原で国道122号線から分岐し、利根・根利までを結ぶ県道であるが、田沢の村落の先が未開通区間になっている。 東毛酪農根利牧場辺りで県道が復活し、7CPの手前で県道62号に合流する。

  県道257号線の終点から『林道 田沢・楡沢線』になる。
DWR25でも逆走したが、田沢の村落と楡沢の村落をつなぐ道。 県道257号線が未開通区間であるため、利根・根利方面に行くための道路であるが、恐らくそちら方面に行く用事は無いのだと思う。 こちらの道でも1台も車に出会わなかった。


  18図から赤城山の北側を走る県道62号線に入る。
県道62号線は、DWR25のコース紹介でも書いたが、以前はコーナが続く狭い道だったが、平成5年以降に道路改良が進み広い道になった。
その中で唯一残る旧道が「高泉トンネル」を迂回する道。 DWR25の時は土砂崩れで通れなかった。きっとこのまま廃道になるのではないかと思ったが、7CPを置いた地点に本当の林道(林業のための道)につながっているため、旧道の雰囲気そのままが残されている。


  21図から『林道 青木輪久原線』に入る。
DWR25やPDQM89年5月号『春の上州路』でも走った林道だが、今回初めて逆向きに走る。
両側に木々が茂った道が、コーナを抜けると急に周囲の風景が広がる。 そこが林道の終点である。
8CPを置いた「青木大橋」は、DWR25の時にX問題を置いた橋だが、平成20年に架け替えられ周りの風景も含め当時と全く様変わりしている。 (写真は2002年当時)


  22図から23図まで、『赤城北面農免道路』を走る。 コマ図間が約16kmもあるのでミスコースに注意!
DWR58や日本ロマンチック街道ドライブラリーでも走った『利根沼田望郷ライン』より1段上を走る道。 9CP辺りからは、武尊山、谷川岳などを望むことができる。





  25図から26図間は、私が好きな迷走県道の『県道151号線』を走る。
25図先の橋の貧弱さや、その先の村の路地かと思わせる雰囲気が良い!(笑)


  ゴールは、国道353号線にある『田吾作(小野上ドライブイン)』
テレビ東京・土曜スペシャル「懐かしミゼットで行く!北関東ドライブイン・レトロ探しの旅」で紹介されたお店。
番組の情報では・・・
昭和42年からドライブインとして営業
営業時間 10時〜15時 不定休

元は「小野上ドライブイン」であったが現在は、首都圏各地から草津温泉、鬼怒川温泉などへの直通バスを運行している「おおるりグループ」の直営店で、草津温泉行きのバスがここで休憩する様である。

ここは、スタートの「薮塚ドライブイン」と違い、昔のドライブインの雰囲気が残っている。
建物内は、大型バスが5、6台入ってもお客が食事ができる広い食堂があり、小さいながらもお土産売り場もある。

試走時は、15時過ぎに着いたが、向かいにある道の駅は繁盛しているのに、こちらは表の野菜販売所に老夫婦がいるだけで
他にお客はおらず、寂しい状況であった。道の駅の方が気楽に立ち寄れる雰囲気ではあるが・・・。
外観は寂れた感じだが、トイレも綺麗に掃除されており、しっかり営業している雰囲気はあった。

ここでしか買えない「田吾作いなかまんじゅう」を買って帰った。 温泉まんじゅうの様に茶色の皮で餡子が入っているが、油で揚げている揚げ饅頭だった。 かんりんとう饅頭程カリッと上がっていない。 どちらかと言うと中途半端?(笑)
名物に・・・なしと言う事かな?(笑)