第50回 D-Wind Rally  『我が街 前橋 2013
コース案内(作成記)

コースレイアウト図は、こちら(PDF版)
最初に・・・ 開催要領の1.内容の通り、群馬県民なら誰もが空で言える『上毛かるた』に詠まれた場所を紹介していきたいと思いますので、関係する『上毛かるた』の札も紹介していきます。

まずは、群馬全体に関係する札から・・・

【つる舞う形の群馬県】 【雷と空っ風 義理人情】 【力あわせる 二百万

           

ちなみに、現在の群馬県の人口は、残念ながら200万を切っています・・・(^_^;;
1,990,944人 (2012年)
スタート〜2CP

各CPにトイレがあります。
  群馬県で最初に市になったのが前橋で、上毛かるたに【県都 前橋 糸の市(まち)】と詠まれた様に、絹産業(製糸業)が盛んな頃は前橋の街もにぎやかだった。 幕末の頃、欧州で一番品質の良い絹と評判だったのが前橋産の絹で、 『maebashi-silk』ブランドがあった。
この様な絹産業(製糸業)の礎があったからこそ、県庁が前橋に置かれたのである。

  スタートは、『JR前橋駅』。 昨年3月に北口整備がされ、また11月に旧イトーヨーカ堂跡に商業施設「エキータ」が出来た。 それまでは昼食を食べる店もなく、これが県庁所在地の駅!?と思う様な駅前の雰囲気だった。
  駅前ロータリー内の駐車場は、20分間は無料。 クイズもタップリ準備したので、まずは時間との戦いを制して欲しい(笑)

  駅前ロータリー内の駐車場が満車の時(恐らく無いと思うが・・・)は、コマ図1図にある、前橋駅とEKITAの間にある駐車場に停めてください。こちらも20分間は無料です。 また駅中(前橋の場合、エキナカと呼べない(笑))にある前橋物産館「広瀬川」で1000円以上の買い物をすると1時間無料券をくれる。
  お土産を買われる方は、是非覗いてください。 ただ、「名物に旨いもの・・・」もありますので!(笑)

  スタートが長くなってしまいました。 先に進みましょう(笑) 

  スタートからしばらく市街地を走るので流れが悪いが、すぐに郊外に出る。
ODは、『群馬県総合スポーツセンター』。 1981年に群馬県総合体育センターとして開設され、1983年のあかぎ国体の会場として使用された。 1996年にぐんまアリーナが完成し、現在は命名権で「ALSOKぐんまアリーナ」と呼ばれている。
テニスコートやグラウンドもあるが、ここはアリーナと武道館がメインで、群馬県下だけでなく、室内競技の関東大会などが度々開催されている。 試走時は、卓球と柔道の合同練習会が行われていた。 広いアリーナに卓球台が並ぶ風景には驚いた。

※群馬綜合スポーツセンターは月曜日休館です。また、早朝は施錠されています。 休館日以外で何らかのイベントがあれば、8時前には開いているのではないかと思います。


  1CPは、『米野ふるさと公園と赤城神社』。 DWR20以来10年ぶりに訪れたが、何も変わっていなかった。 試走で2回立ち寄ったが、2度ともご老人たちがゲートボールに勤しんでいた。 子供の姿は、10年前も今回も一度も見なかった・・・

  12図先は、米野から国道353号線に抜ける道。 右手に赤城山、左手に榛名山が一望できる。 いつも少し臭い道だが(笑)、私の好きな道。

  国道353号線沿いにある『珊瑚寺』に2CPを置いた。 上州七福神恵比寿尊天霊場である他、東国花の寺百ヶ寺の一つで、春は桜・ツツジが咲く。開催期間中の桜のシーズンは、綺麗だと思う。 また、境内には「七不思議」がある。 その一つにクイズに置いたので、境内を散策してください。
2CP〜5CP   2CPから、赤城南面第2道路(空っ風街道)へ上る。 当初そのまま東へ走る予定だったが、1/14の雪の残雪が多く、国道353号線を走るコースに変更した。
16図先にDWR46で紹介した「山菜まんじゅう本舗・武本」がある。小腹が空いた方はどうぞ。


   『とんとん広場』が3CP。 日刊工業新聞でその飼育方法が紹介された「林牧場」がつくる「福豚」を販売するお店で、入口でミニブタが出迎えてくれる。 売店、レストランの他、ウインナー体験教室などもある。

  群馬は豚肉が美味しい! 私の出身地の関西では、肉と言えば牛肉ですが、群馬では豚肉がメインです。 すき焼きも肉じゃがも、しゃぶしゃぶまでもが豚肉です。 関西の豚肉では美味しくないと思いますが、群馬の豚肉は旨い! 2001年に1dayRallyとして開催したDWR18でチェックポイントを置かせて頂いた、「ぐろーばる」の『和豚もちぶた』が我が家の御用達なんですが、今回初めて『とんとん広場』の「麦豚」を使ったウインナーを買って帰りましたが、これも美味しい! 是非お土産にどうぞ! 精肉類は注文してからスライスしてくれるので、少し時間が掛かります。 保冷材とクーラーボックスをお忘れなく。

  国道353号線を更に東へ走り、過去何度かCPにした「おおさる山の家」への入口の十字路を右折した先にある、『サンデンフォレストわくわく自販機ミュージアム』に4CPを置いた。
サンデンフォレストは自然との共生を第一に、「近自然工法」を取り入れ、設置された環境共生工場。
敷地内でオオムラサキや野蚕の飼育をし、色々な自然体験プログラムが開催されている。事前申し込みで工場見学ができる。

  その一角にあるのが、『わくわく自販機ミュージアム』。 (社)日本自動販売機工業会の施設であるが、サンデンが企画し運営もサンデンが行っている。 ここも事前予約が基本であるが、当日飛び込みでも見学ができる。 懐かしい自販機の他、自動販売機の内部が見られるカットモデルが展示されており、サンデンの従業員さんが案内してくれる。 所要時間は30分くらいなので是非立ち寄ってください。 
ただ、日曜日と月曜日が休館日のため館内のクイズはボーナスクイズとした。 開館時間は9:30。

  わくわく自販機ミュージアムへは、20図の4CPラインの先を右折するとゲートがあります。一旦停止すると守衛さん(?)が声を掛けて来るので、名前と要件(わくわく自販機ミュージアムに行きたい)を伝えてください。 敷地内に入って、わくわく自販機ミュージアムの入口で待っていると案内をしてくれる従業員さんが来てくれます。

※もし参加日がはっきりしている場合は、予約をされることをお勧めします。
大体スタートから2時間半から3時間くらいの時間を見ておいてください。
予約はこちらからどうぞ

  4CPからは、林道・大林線を下る。 ほとんど直線の林道である。 終点近くには規模は小さいが棚田が広がる。

  22図に『上電バス開通記念碑』があるのを見つけた。 碑の大きさは小さいが、バスの開通に記念碑を立てるとは! 「オラが村にバスが来た!」という当時の村の方々の喜びの大きさが伝わってくる。
が、今はもうバスはここには来ない・・・。 その役目を終えて入口が塞がれた待合所が、群馬の公共交通事情を物語っている。

  5CPは、『鼻石』という石に置いた。旧宮城村大字鼻毛石村(現前橋市鼻毛石町)の名前の由来になっている石である。石にある二つの穴に苔が生えて、鼻毛の様に見えるからという俗説もあるが、もともと、村民が「はながいし」と呼んでいたのが「鼻毛石」になった様だ。
名前が名前だけに、前橋市に合併される際、町名を変えるか否かの投票が行われたらしいが、その結果、村民(町民)の総意で守った町名である。
5CP〜FCP   5CPからは、大胡の町中に入らず手前をバイパスし、国道353号線と並行して走り渋川に向かう県道34号線を走る。 途中少し外れて『小坂子八幡神社』に6CPを置いた。 実は通勤途中にある神社。通勤時に見える道路側は木々が茂っているので、もっと荘厳なイメージを持っていたが・・・(笑)
試走時、猫ちゃんが3匹出迎えてくれた。

  県道34号線を更に西に向かう。 前橋北部を東西に走る幹線県道であるが、車の流れは良い。 31図手前の骨董店のポストは、2000年のDWR9でクイズにした、その数がかなり減っていた。 「ナニコレ珍百景」に出た時がピークだった様子。 2000年当時、1本50万円って店主は言っていたが、結構売れたのかな・・・?

  7CPは、『九十九山』。 近くを走っていると、カーナビに表示されるので、どんな山だろうと気になっていたので、今回訪れる事にした。 ネットで調べると、古墳時代後期の6世紀前半頃の古墳の様だ。
クイズを置いた場所は、古墳の上になる。 九十九山(古墳)への入口には古びた石の鳥居が立っている。

  7CPのすぐ先に『船津伝次平の墓』がある。上毛かるたに【老農 船津伝次平】と詠われているのだが、誰?(笑) 元関西人の私には全く聞いたことがない名前でした・・・(^_^;; 船津伝次平は日本三大老農の一人で、西洋農法と日本農法のよいところを併せ持つ混同農法(船津農法)を生み出し、日本農業の近代化に大きく貢献した人らしい。 今の農業の礎を作ったのですね。 墓がある場所は墓地になっているのだが、クイズにしようと思った程、驚きの場所である。 それは・・・お楽しみ!(笑)

  41図先から利根川を跨ぐ橋を2つ通る。 まず、『上毛大橋』。 前橋市内にある利根川に架かる橋としては2番目に新しく、一番勾配がきつい橋。 初日の出スポットとしても有名で、赤城山、榛名山、浅間山が望める眺めが良い橋。 橋に差し掛かったら、しばらく右手に注意してください。 何を見るかは内緒です。

  次に『大渡橋』。 日本百名橋に選ばれている橋で、現在の橋は3代目。 左岸側には萩原朔太郎の詩碑がある。 ここからは、赤城山、県庁などの眺めが良い。

  大渡橋を渡って左折してすぐの『敷島公園』がゴール。 公園の北端にあるバラ園には、DWRで何度かゴールを置いたが、今回は南端の入口をゴールとした。 河川敷のグラウンドを含めて、サッカー場、ラグビー場、野球場、テニスコート、屋内・屋外プールなどスポーツ施設が多数ある。 陸上競技場は、J2「ザスパクサツ群馬」のホームグラウンドになっている。

  45図にある「シャンティ」のケーキはお勧めです! 是非お土産にどうぞ。

  『我が街 前橋』と言いながら、今回のコースは、旧富士見村、宮城村、大胡町のエリアの方が多いのは、チョット看板に偽りあり?(笑)