第47回 D-Wind Rally  『ケン道アラカルト−甘味もお食事処もありません・・・(^_^;;
コース案内(作成記)

コースレイアウト図は、こちら(PDF版)
スタート〜2CP

スタート以外トイレはありません。
※今回は色々な県道がテーマなので、コース案内も道を中心に案内します。

 スタートは、下仁田町にある『道の駅・しもにた』。 スタートから一瞬だけ国道254号を走り、県道48号に入る。 この道は普通の『県道』であるが、国道254号の旧道である。
コマ図3図は、DWR3でクイズにした『南蛇井』です。

 6図の『岡部温故館』の前にODを置いた。 岡部家は、江戸時代から小幡藩の御用商人として栄えた。古文書や小幡藩ゆかりの書画,骨董品などとともに土蔵が一般公開されている。 入館料は100円。開館時間は10:00〜16:00で月曜日は休館。 館内にはクイズは設定していません。

 6図から県道199号に入る。 一山越える山道だが、道幅も十分ある『県道』である。 峠を越えた先、妙義カントリー倶楽部の前から林道・菅原線に入る。 1CPを置いた地点から妙義山の眺めが良い。 下りに入ると杉の枯葉が道に堆積しているため、非常にスリッピーなので慎重に下ってください。

 8図から県道51号に入り、杉ノ木峠を越えて下仁田の町に下って行く。 杉ノ木峠も2つ3つのコーナを抜けるだけで、道幅も十分な『県道』である。 9図から国道254号と西牧川を挟んで対岸にある静かな田舎道を走る。途中、林業で栄えた下仁田の面影がしのばれる。
 2001年のDWR13でCPを置いた、高崎藩士戦死之碑に2CPを置いた。 当時近くの民家にいた犬たちの姿が見えなくなっていた・・・。
2CP〜7CP

この区間、全くトイレがありません。
13図を左折するとスタート地点の『道の駅・しもにた』に戻れます。
 2CPから少し国道254号を走り、11図から県道195号に入る。 左折した途端、道の変化に驚く! しばらく民家があるが、それを過ぎると良い雰囲気の道になる。道幅を広げる工事(実態は退避帯程度だが)を行っているが、無駄な抵抗である(笑) まさに『険道』の雰囲気である。 でも、恐らくDWRに参加されている方には、全く険しくなく、走って気持ち良く健やかな道(『健道』)である(笑) ただ、下りに入った先にゴミ焼却場があり、平日にはゴミ収集車に出くわす可能性もあるので注意してください。

 12図先で上信電鉄の脇を通る。僅かの距離だがローカル線の雰囲気が味わえる。

 14図先から県道193号に入る。 三本杉峠前後は、1.5車線幅の走りやすいワインディング道! 後半は片側1車線の普通の県道になるが、14図から15図まで約8kmの間途中集落が続くが、1つも信号が無い快走区間である。

 15図から県道192号に入る。 集落のある4CPまでは、勿体ないくらいの立派な県道。 4CP先、16図から豹変する!(笑)  いきなりコンクリート舗装になり、急勾配を上って行く。 藤田峠を越えてからは、急降下! これぞ、『険道』である! 途中の谷ノ口の集落から秋畑までは、所々改良され『県道』になっている。

 18図からは、県道46号に入る。 稲含山への登山道入口がある那須の集落辺りは、「日本の里100選」に選ばれており、5月のGW前後は雄川の上をこいのぼりが泳いでいる。 「こいのぼりの里」の看板も見える。川をまたいでこいのぼりが泳ぎ始めたのはこちらの方が早いらしいが、今では山向こうの万場のこいのぼりの方が有名になってしまった。

 道の方は、5CPの先からやはり豹変する! 山肌に僅かにあるスペースにへばり付いた道で、道幅は狭いが勾配はそれ程きつくなくリズミカルに登って行ける。この道も『険道』ではなく。『健道』である。

 19図のドン付きにある神社は、過去OQM−3やTDR−13で登場した神社であるが、3年ぶりに訪れると本殿が建て直され、きれいになっていた。 
 神社の先、会場の集落を抜けると急に道幅が広くなり立派な道に変わる。 会場の集落へのアクセス道路ではあるが、19図で合流する県道177号も、19図までの県道46号もかなり厳しい道であり、この区間だけ広くする意味があるのだろうか? 2回目の試走時は、この区間だけ全く車に出会わなかった! 土建業者が儲けただけの道の様で、全く税金の無駄遣いである。県道ではなく、嫌な道=『嫌道』である。

 無駄に広い『嫌道』が終わった先で、右から道が合流する。 かつてスーパー林道と呼ばれた御荷鉾林道である。ここから県道46号は御荷鉾林道を間借りし、兼用区間になり、『嫌道』が『兼道』に変わる。 林道らしい良い雰囲気の道になる。 『兼道』が御荷鉾林道から分岐する地点(塩沢峠)に7CPを置いた。
7CP〜8CP


21図先、24図先の『道の駅・万葉の里』にトイレあり
 塩沢峠から神流町に一気に下る。 前半は、コーナーが続くが、路面がコンクリート舗装になった途端、直線的に下って行く。 途中にある塩沢ダムからは広い道幅になる。

 21図からしばらく国道462号を走る。 CPは置いていないが、途中に『道の駅・万葉の里』がある。ここまでトイレを我慢された方はどうぞ(笑)

 22図から県道172号にはいる。 赤久縄山の南麓の傾斜地にへばりつく様にある「持倉」の集落に上っていく県道である。 県別マップルでは、持倉で行き止まりになっているが、集落の先で林道桜井沢線につながっており、国道462号に戻って来れる。 
 県道172号は徐々にその道幅を細らせ、登り勾配も急になり、『険道』に姿を変える。 しかし「持倉」へつながる唯一の道で、途中に『ようらく船子川渓流釣場』があることで、意外と交通量が多い。 試走時一番多く対向車にあったのはこの区間だった。多いといっても3台だが・・・。

 辺鄙な場所にある集落のため陰気な印象があるが、南面にあるためか明るい雰囲気の集落で、芝桜も綺麗だった。
 残念ながら、県道が終わり林道桜沢線に入った先約1.5km地点に土砂崩れのためウマが置いてあり、通行できず!またの機会に皆さんに紹介したい。

 『険道』を下り、船子・白石から林道・船日線で国道462号に戻る事にする。 国道に戻った地点に8CPを置いた。
8CP〜FCP



各CPにトイレあり
 神流町(旧万場町)の中心地に入ったところで、こいのぼりが泳いでいた。先のこいのぼりの里が負けているのは一目瞭然である(笑) このため少し渋滞していたがこいのぼりの季節が終わった開催期間中は、全く問題ないと思う。

 神流町役場を過ぎた先から、県道71号に入る。左折した途端その片鱗を現す!(笑) この道は、神流町から西御荷鉾山に向かって上っていく道で、先に塩沢峠から下って来た県道46号で下った高低差をそれより短い直線距離で上っていくため、かなり勾配がきつい『険道』である。 試走車も上りきった時、ミッションオイルの焦げた臭いがした。
 途中にあるみかぼ高原自然村辺りでは、紅色の花が満開だった。帰宅後調べると「花桃」のようだ。 すぐ側に桜もわずかに咲いていたので、もう終わったのかと思ったが、桃の花の方が開花は早いのでこれから満開を迎えるところだったようだ。

 26図から再び御荷鉾林道と合流し、県道71号と御荷鉾林道の兼用区間になる。 『兼道』状態は、投石峠まで続く。県道71号は、峠で左手に下って行くが、道は無い・・・。

 コースのケン道巡りはここで終了。このまま御荷鉾林道を進む事とする。
県道と別れてからはずっと下りになり、落石が増え林道らしく(?)なる。 同じ道なのに県道が終わった途端に落石が増えるのは、いくら行き止まりの険道でも県道は県道、林道よりは管理が行き届いているのだろう。

 11CPまでは眺望も良く、秩父の山々を右手に眺めながらのドライブになる。11CPからは、杉林の中を走り眺望がきかなくなるが、軽快なドライブが楽しめる。

 かつては、ロングダートがある林道として、オフローダーに人気だった御荷鉾林道も、今では大部分が舗装路になり、県道に道を貸すくらいになっている。 オフローダーにとっては残念だろうが、我々には気持ち良いドライブを提供してくれる『健道』である。

 27図(道なり可能)を左に入って行くと、青少年野外活動センターの先からダートになる。御荷鉾林道の東側で唯一残るダート区間と言われている道だが、御荷鉾林道ではなく、栢ヶ舞林道という別の林道の様である。 当初はコースに取り入れる予定であったが、数年前走った時と変わらず鬱蒼とした道で、道がぬかるんでいる箇所があり、轍も深くなっている。 また道幅も狭いため行き違いが困難なためキャンセルとした。

 御荷鉾林道をそのまま下り国道462号に出る。国道に出る少し手前から神流湖(下久保ダム)を眺める事が出来る。この湖の対岸側(埼玉県との県境)辺りも一度走ってみたいと思っている。いつになるか判らないが・・・。

 ゴールは、『道の駅・上州おにし』。 譲原小学校の跡地に出来た道の駅である。 駐車場から入ると売店などが全く無く何と3Dシアターがあり、道の駅の側には「譲原石器時代住居跡」もあり、一般的な道の駅の雰囲気が無い。 2階に売店などがあるが規模も小さく、道の駅に付き物の「野菜」も売られていない。お店の人いわく、この辺りは余り野菜が収穫できないらしい。

 帰路は、国道462号をそのまま案内標識に従って進めば、上信道・藤岡ICか関越道・本庄児玉ICに出られる。
最後に・・・ DWR46で数箇所のスイーツのお店を紹介しました。 参加された方々にもなかなか評判が良く、『是非今後もこのようなコースをお願いします』との声を複数の方から頂きました。

なのに、今回は以前のDWRに戻ってしまいました(笑)
タップリ自然を味わってください・・・m(_~_)m