第37回 D-Wind Rally 『我が街 前橋 2008』
コース案内

スタート スタートは、前回の『我が街 前橋』(第33回D-Wind Rally)と同じグリーンドーム前橋(写真も前回の転用です(笑))。

今回試走を1月4日と5日に行ったが、当日は競輪の開催はなかったのに、他の競輪場の場外車券を買うために沢山の初老の方々が来ていた。 そう言えば、中央競馬などは若い人(女性含め)も見に来ているイメージがあるが、競輪はそんなイメージが無いなー。競輪も高齢社会なのかな?

また前回、選手がトレーニングしている姿が見られた屋外のバンクは、3月29日から開催される『全国都市緑化ぐんまフェア』のために完全に撤去されてしまい、『和みの庭ゾーン』に生まれ変わる工事が行われている(ゴールの敷島公園も同様にバラ園の改装が行われている)。 
緑化はいいがこの工事のために排出されるCO2をどれほどなんだろう? それよりこの工事費って前橋市民の税金!? そっちの方が問題だな・・・(笑)。

フェアが始まるとスタート地点周辺はかなり混雑すると思われる。できればフェアの開催前の参加が良いと思う(開催期間を3月28日までにする予定だったがある事情で4月20日まで延長しました)。
スタート
  〜2CP
スタートからは県庁前を通り、北関東の幹線国道の50号線を東へ走る。信号は多いが流れはそんなに悪くないのでご安心を。
途中から北上し、神社なのにお稲荷さんも虚空菩薩も同居しているちょっと変わった神社にODを置いた。





1CPはある作曲家の顕彰之碑のある神社に置いた。クイズは現地で答が判らない「調べ問題」にしたので、ネットで検索するか現地に行くか・・・。


1CPからは県道を通り、合併で前橋市になった大胡のショッピング街(?)の手前から赤城山を正面に見ながら北上する。
総合運動公園の側にある寂れた小さな公園に2CPを置いた。
遊びたくても草ぼうぼうで、遊具も朽ちかけている。ローラー滑り台だけはまだ健全だが子供の姿を見かけない。いるのは池で釣り糸を垂れる老人だけ・・・。 すぐ近くにディサービスセンターがあるから仕方ない?
2CP〜4CP 2CPからは、長閑な田舎道を走り更に北上する。3CPは何度もCPにしたおなじみの道の駅。暖かい時期なら家族連れも多いが、冬場は団塊世代以上のご夫婦の乗った車が多い。
ここからの赤城山の眺めは良い。

最近はR353の一本赤城寄りの『からっ風街道』と名付けられた道を走る事が多いのだが、3CPからは久しぶりにR353を走る。『からっ風街道』が全通してから交通量が減った感じで、適度なコーナもあり楽しめる。途中から別荘地を抜けて北上し、前回も通った林道で上野国の二宮・三夜沢赤城神社に向かう。流石に毎回のようにCPにするとクイズのネタが無い!(笑) 前回には無かった説明看板が増えていて良かった! 1月4日の試走時にはまだ数軒の屋台が出ていた。流石に上野国の二宮である。 ちなみに上野国の一宮は、前回クイズにした通り、富岡にある貫前神社である。
4CP〜7CP 4CPからは、前回通れなかった滝沢温泉からの林道を通り、里に下ることにする。
少し赤城山方面に登るので、開催期間中の積雪が心配であるが、赤城の南面も結構白くなった1月13日(前頁3CPから見た赤城山の写真の状態)にコース確認をしたが、滝沢温泉に入る箇所(コマ図18図)の路面に雪が残り少し凍っていた(10数mくらい)。ここが唯一の日陰で赤城南面まで雪が降る時は積雪が残る恐れがある(滝沢温泉へのアプローチなので、除雪も早いと思う)。 その後は木々の葉もすっかり落ちているので、タップリの日差しを浴びながらの林道走行が楽しめる、積雪の心配も無い。

『からっ風街道』を渡った先にある、ある美術館に5CPを置いた。 外のオブジェ(?作品?)が以前来た時から増えているのでまだ閉鎖されていないと思うが、いつきても閉まっている・・・。 今回も駐車場への入口にロープが張られているので、クイズなどの設定は止めた。

5CPからはまたしばらくR353を走り、粕川の町に向かう。 コマ図22図からの田舎道も久しぶりに走ると、途中に新しい広い道が出来ていた(コマ図23図)。
6CPもおなじみ(笑)の日帰り温泉。三が日明け早々なのに駐車場はほぼ一杯。 でも温泉のすぐ横にある親水公園は、誰もいない。寒いこの時期は仕方ない? 粕川に架かるささら橋からは北は赤城、南は秩父方面の山々が眺められる。

6CPから南下し、前回も通った酒蔵『柳沢酒造』の前を通り、某神社に向かう。この神社、干支に関係なくいつも『戌』が主役の神社である。 社殿の裏には巨石があり、巨石崇拝に起源があるようである。



7CP〜9CP 7CPから県道を西向かい、途中から南下する。 途中国指定史跡『女堀』がある。1108年の浅間山の大噴火により被害を受けた大間々扇状地に新たな水田を開くために作られた農業用水路の跡らしい。 今の様に重機もなく、測量技術もそれ程発達していなかった時代に凄い事業である(残念ながら未完であったようだが)。

国道50号を横切り、前橋市二之宮町にある二宮赤城神社に8CPを置いた。2002年のDWR20で一度CPを置いた事がある。私もここを訪れたのはそれ以来。 その時のクイズにもしたが、4月と12月の2回、『御神幸』と呼ばれる行事が行われる。 二宮赤城神社の御神体が三夜沢赤城神社に日帰りで遷幸する行事である。 群馬県下には赤城神社が沢山あるが、この様な行事が行われているのはここ二宮赤城神社だけだそうである。 丁度宮司さんがいたので聞いてみたが、どちらかが本家でどちらかが分家と言う関係でも無いそうである。 地名にもなっているくらいだからこっちが本家の様な気もする。あっちは「三」夜沢なのだから、順番でも「二」の次である(笑)

8CPから更に少し南下し、途中から西に向かい前橋市街地を目指す。 37図先にはJR両毛線をはさんで工業団地がある。 線路の手前(北側)は木工団地と呼ばれ家具屋など木工関係の会社が多い。線路の向こう側(南側)は鉄工関係の会社が多い。
九州・大川や広島・府中程では無いが、前橋は家具生産が盛んである。盛んであったと言うべきかもしれないが・・・。 からっ風も吹き非常に乾燥した内陸性気候が木材の乾燥に適していたのだろうと思う。 しかし、久しぶりに木工団地を訪れてみると閉鎖された建物が多い。一番賑やかなのはパチンコ屋で、またJRのかなり大きい宅地分譲も始まっている様である。 ニトリに代表される廉価家具に押されて、大川や府中の様にこれといった特長の無かった前橋家具は衰退するしかないのだろう。 高崎は交通の便も良く商都と呼ばれるが、前橋はこれといった産業も無く、県庁があるだけの県都か・・・。 団地の中に9CPを置いた。
9CP〜ゴール 9CPから市街地に入る。38図先には、短いが松並木が残っている。道路拡張工事が始まっており、私がスイフトを買った販売店も移転するそうであるが、この松並木がどうなるのかが気になる。残して欲しいものである。
39図からしばらく走ると、『けやきウォーク』と言うショッピングモールがある。ここは「ダイハツ車体」の本社工場の跡地である。2006年に大分に移転した。
立派な(笑)前橋刑務所の前から北転し、ゴールを目指す。 県庁を過ぎた先の十字路の右前に遊園地がある。以前は「前橋市中央児童遊園」と言っていたが、今はNPO法人が運営して「前橋るなぱあく」と言う。ここの木馬は1950年に旧・中村製作所(現バンダイナムコ)が作った遊具第1号である。その他の遊具もレトロな物である。最近のテーマパークに無い遊園地本来の楽しさがあると思う。子供さん連れの方は時間があればチョット立ち寄るのも良いと思う。

今回のコースにはいつものDWRと同様、コース途中にお勧めの食事処が無いのだが、今回是非味わって欲しいのが、41図にある原嶋屋の焼まんじゅう。焼まんじゅうは秩父にもお店があるようだが群馬が発祥で、群馬以外に流出していない(都会人受けしない?(笑))。お祭りなどで食べる夜店の味といったところ。まんじゅうと言う名前と実物はかなりのギャップがあるが素朴な田舎の味である。 現在道路拡張工事の関係でお店が移動し、お店で食べることは出来ず持ち帰りのみの営業。是非一串買ってゴール後味わってみて欲しい。

43図にある岩神神社にも大きな石がある。クイズにして皆さんにみて頂きたかったが、残念ながら駐車場が無く(隣に生協がありそこの駐車場を借りることは出来るが・・・)、クイズの設定は諦めた。 この神社別名『飛石神社』といい、赤城山の大噴火で飛んだ石が、その後の火山泥流や利根川の氾濫でここまで流されてきたらしい。 正確には、『飛石』ではなく『流石』?(笑)
生協で買い物でもして、そのついでにチョット見てやって下さい。

ゴールのばら園も3月29日から開催される『全国都市緑化ぐんまフェア』のためにばら園が改装中である。フェアが開催された後の参加の場合、ゴール時間が早いと駐車する場所がないかも知れないので、注意願いたい。
ここをゴールにしたら、やはり例の看板で『おさらいクイズ』(笑) クイズが終わったら原嶋屋で買った焼まんじゅうを味わって欲しい。