第36回 D-Wind Rallyもうひとつの三国峠
コース案内

通行止め
情報
9/15現在、台風9号の災害で通行できません。
コマ図6図先から落石が多くなり、路面のひび割れ、小さな陥没があります。
2CP先で合流する御荷鉾林道もコマ図7図までの区間で通行止めです(どの個所が通行止めかは不明です)。
7図(県道45号塩ノ沢峠からは7図地点まで来れます)から11図先までは全く問題ありませんが、11図先で通行止めになります。
上野大滝林道の通行止めの情報はこちら
また、三国峠も通行止めです。 情報はこちら
長野県側の川上村辺りからは問題ないと思います(未確認)。
はじめに・・・ 今回の距離計測は、単に距離を計測してもらうだけでなく、各区間に指示速度を決め、その指示速度でその区間を走った場合の所要時間を求めてもらう設定です。
下記のコース案内で、『分走行区間』が何箇所か出てきますが、その区間は距離計測をしなくても良い区間です。解答時にその指示時間を加えてもらえば良いです。
群馬エリア スタートは、群馬県甘楽郡下仁田町にある『道の駅しもにた』
スタートからは国道を南牧村方面に走る。下仁田は上信電鉄の終着駅。そのカラフルな電車たちを見てもらおうと下仁田駅の横を通る道を選択したが、何とその先の橋が架け替え中で通行止め。残念ながら迂回をして工事中の橋の反対側に出る。 その工事箇所の道が試走時から変わりそうなので最初のパスコン(以下、PC)までは『分走行区間』とした。

DWR31で走った道で上野村を目指す。林道に入って最初は鬱蒼とした中を走るが、途中から開けてくる。上りきったところで御荷鉾林道に合流する。御荷鉾林道もロングダートで有名であるが、ドンドン舗装化が進んでいるようである。 
その残ったダートを少し走る。 距離はわずか0.5km程度であるが、道幅が1車線しかなく(写真参照)、浅いクレパスがあり、それを避けるために道幅ギリギリを使う必要がある(車高が十分にある車なら大丈夫と思います)。対向車が来る事も想定されるのでこの区間は『分走行区間』とした。

ダートを抜けた先が八倉峠。DWR31で走った道は崖崩れで通行止め。御荷鉾林道をそのまま走る事にする。桧沢峠(何処が峠か良く判らない)の先を左折し、上野村乙母に下る事にする。

上野村に下りてしばらくR299を走り、一軒宿の野栗沢温泉方面に右折する。 この区間に基準距離を置いている。
一軒宿の先を右折すると奥名郷林道になり、埼玉との県境を目指してグイグイ上り始める。5CPを置いた地点で右手後ろからダートの林道が合流するが、これが上野大滝林道になる。5CPからの上野大滝林道は完全舗装で、クイズにもしたが林道に不釣合いなトンネルや橋もある。試走時、『ホントにこの道がダートになるのか?』と不信感を抱きながらの走行であった。

トンネルのどれかが県境であるが、試走時確認できず・・・(^_^;;
群馬・埼玉
県境
今回のコースは4県にまたがっている。と言うことは3回県境を越えることになる。
群馬・埼玉の県境は、境がトンネルである点が少し残念であるが、県境を目指してグイグイ上り、県境を超えると上ってきた分下ると言う県境らしい県境である。
後の2つの県境は・・・。 その三態も楽しんで頂けると思う。
埼玉エリア 県境を越えてしばらく下るといよいよダートが始まる。
距離は約4.5kmで、ずっと下り。 道幅は1.5車線位あり十分な広さがある。基本的には締まったダートで、左の写真の様な涼しげな場所もある。
ただ路面は細かな砂利が締まった路面ではなく、かなり大きめ石(斜面から崩れた石がそのままの様な感じ)が締まった路面。 その為、雨水などで土が流れてしまった場所は、ガレている。石も山肌から割けて落ちたままの結構鋭利な石が多いので、バーストに注意が必要。 試走車は車高を落としているので底打ちやフロントスポイラーのヒットに注意が必要であった。 また、浅いクレパスもあるが、4WD車やSUV系の車であれば全く問題ないと思う。 ただし油断は禁物!十分に注意して走って欲しい。

上野大滝林道の名物は、『2連の素掘りトンネル』であった。今はすっかりコンクリートで固められてしまっている。
かつては、こんな姿だったようだ。

ダートを抜けると、R299の志賀坂峠からの道にある「雁掛トンネル」の先に出る。 下りの快適な舗装路を走り、ふれあいの森に向かう。ここに7CPを置いた。次のPCまでは『分走行区間』としたので、ここで休息を。食事も出来る様なので時間によっては昼食をとるのも良いだろう。次に食事が出来そうな場所は、約50km先です。

7CPをスタート後、いよいよ今回のメインダートに入る。約17kmのロングダートである。 ダートに入った直後は道幅が狭いが、全体的には十分な広さがある。試走時、3台の車とすれ違ったが、一度だけすれ違いが出来ない場所だったが、後は問題なくすれ違いが出来た。 ちなみにすれ違った車は、ウイングロード、キューブ、ハイエース。しばらく後ろを走っていたのはエスティマ。 車種だけを見るとどんな道?って思えるが、あくまでもダートの林道です、十分に注意を! オフローダーには何回か抜かれたが、対向はしなかった。彼らもトラクションが掛かる上りを選択しているのだろうか?

8CPまでの前半は、川沿いの道で勾配もきつくなく、路面もよく締まった良いダートで、快適な走行が出来る。
後半に入ると上りがきつくなり道も荒れて来るが、先に走った上野大滝林道ほどは荒れていない。ただ路面の様子(割と大き目の石が締まった感じ)は上野大滝林道と同じなので、土が流れた場所は少しガレている。 クレパスなどは無いので車の底を打つような事は無いと思う。

勾配が更にきつくなった所で三国峠に着く。 群馬・新潟の県境の三国峠もそうであったが、手前の木々が邪魔をして峠からの眺望が余りきかない。 ただ少し走った先にある休憩所からは長野県側の山々が望める。ここでロングダートの疲れを取るために一服するのも良いだろ(紅葉の季節はかなり混むようです)。
埼玉・長野
県境
県境は恐らくダートから舗装に変わる所だろう。よその県まで舗装はしないものね・・・。
写真は、長野県側から埼玉県側を振り返った所。
長野県側は完全舗装になり勿論下りに入るが、上って来た勾配より明らかに緩やかである。
群馬・長野県境の碓氷峠もそうだが、長野県全体が一段高い所にある様な感じである。
また、埼玉側は森林しかないのに、長野側はしばらく走ると農耕地が広がって来る。 群馬・埼玉県境の様に峠で県境を感じるのではなく、周りの風景の違いで県境を感じる県境である。
長野エリア 舗装のワインディングを下ると久しぶりに村落が現れる。そう言えば埼玉県には村落が無かった・・・。
レタスなどの高原野菜の栽培が盛んで、それを積みに大型トラックがかなり走って来る。少し前までの中津川林道の雰囲気とは全く変わってしまう。
左手には千曲川の流れが現れる。流石にこの辺りでは千曲川らしいとうとうとした流れではないが、既に緩やかな流れである。

コースはこの辺りから県道中心になる。やや単調かも知れないが、ロングダートの疲れを癒しながら、爽やかな高原ドライブを楽しんで欲しい。



川上村役場を過ぎた先から小海線沿いの道に入り、鉄チャン憧れの場所(笑)、JR最高地点を目指す。残念ながら小海線沿いの道は、少し小海線から離れていて、間近に見ることが出来なかった。
JR最高地点駅の野辺山駅前は、思ったほど混雑していなかった。お土産やさんの駐車場も無料だし、買い物、食事がてら駅を見学するのも良いだろう。

駅から最高地点に向かう途中、一人黙々と歩いている若者を何人か見かけた。やはりここは憧れの場所なんだ!(笑)  そういう自分も信越線の横川・軽井沢間廃止前に、横川駅からめがね橋まで歩き、めがね橋の上から特急あさまの写真を撮った事を思い出した・・・。

最高地点からゴルフ場の脇を抜ける道に入る。途中野辺山名物(?)パラボラも望める。



また、途中にある展望台からは八ヶ岳の姿を望む事が出来る。
八ヶ岳の姿を見ながら道を下り、一度R141に出る。


あら?、いつの間にか山梨県じゃん!(笑)
長野・山梨
県境
R141にでる少し手前で小さな川を渡るが、それが県境(の様子・・・)。 風景も変わらず、道の様子も変わらず、全くつまらない県境である(笑)
山梨エリア R141からすぐに県道に入る。 この辺りも『清里』であるが、一般的に持つ『清里』のイメージとは全く違う。別荘地からかなり離れているから当たり前だが・・・。 ホントに『清らかな里』の田舎の風景が広がる田舎道を走る。
道はなだらかに下って行く。段々人の気配が多くなるにつれて気温も上がってくる。爽やかな高原ドライブも終わりに近い。

ゴールは、旧須玉町役場の先にある『スポーツスクエア須玉』。 日帰り温泉もあるので疲れを取ってから帰路につこう。