第32回 D-Wind Rally 『つながらなかった国道
コース案内

スタート スタートは、2004年12月号PDQMのODであった沼田市の総合運動公園。
コース試走時はまだ桜が満開であった。
クイズになりそうなものは何も無いので、さっさとスタート。スタートラインは、PDQMの時のラインとは違うので注意。
また、今回のコースは途中にトイレがある場所が少ないので、必ずスタート前に用を足しておいてね。
スタート
 〜1CP
スタートからは国道17号を月夜野IC方面に向かい、「上津大原」の信号を左折(右折すると上毛高原駅へ)し、村主八幡神社にODを置いた。この神社は1985年12月号「北群馬山岳115km」で問題Eが置かれた場所である。

ODからは県道36号を横切り金比羅峠を越える。金比羅峠にはPDQM2004年12月号のコース案内に出てきた『塩原太助がアオをつないだ松』がある。
赤根峠の旧道(現在は通行止め)を越えて来た道との合流地点に1CPを置いた。
 
1CP〜4CP 赤根トンネルの出口の先から新しくできつつある北山本線林道に入る。開通すると中之条まで抜ける。恐らく今年か来年早々に完成するはず。 行けるところまで行って、里に下りるつもりだったが、里に下りる道がガレガレダート! おろしたての試走車の底とフロントスポイラーをゴリゴリ擦り、また小さなクレパスを逃げると草がボディをキイキイ擦って行く・・・(^_^;; 迷うことなくキャンセル。 唯一舗装になっている関越ゴルフ倶楽部の前を通る道で里に下りる。途中右折して、PDQM97年12月号と同じ道で国道145号に出る。2CPを置いた。
しばらくR145を走り、大塚で右折し、大塚温泉の裏手を通って県道231号に抜ける。 大塚温泉はアトピー性皮膚炎などに効く薬湯らしい。普通の民家と間違えそうな1軒宿の温泉である。r231との合流地点に3CPを置いた。
r231から一度離れ、別のルートで栃窪へ抜けるつもりだったが、ダートで余り状態の良くない道のため、ここは勇気を持って(笑)キャンセル。 r231をそのまま走る。この道も途中から道幅が狭くなり、これが県道? の雰囲気である。十分に楽しい道である。県道53号との合流地点に4CPを置いた。
4CP〜6CP r53をしばらく走り、妖怪伝説の残る「しゃべり石」がある所で左折し、再びr231に戻る。この道も悪路かと心配したが、r231より走りやすい道だった。r231との合流地点の5CPを経て、赤坂を通り再びr53へ向かう。r53との合流地点の少し手前(ロータリー状になった地点)にお花畑がある。以前通った時非常に綺麗だったので皆さんにも見てもらおうと思いコースレイアウトしたが、季節が悪いのか寂しい状況だった・・・。r53を走り、嵩山のふるさと公園に6CPを置いた。
スタートとゴール以外で唯一施設があるCPである。子供さんが遊べる遊具もあり、蕎麦打ちの体験もできる。 勿論食事も出来る。 早い時期の参加なら鯉のぼりが出迎えてくれる。
6CP〜8CP 6CPを再スタート後、薬王園に向かう。ここは、薬草やハーブをテーマにした施設。入場料は800円であるが、薬草かハーブの苗をお土産にくれる。割安? 漢方薬局やパン工房や子供広場などもある。 今回は横を通過するだけであるが、時間が許すようであれば立ち寄るのも良い(6CPで距離的には、コースの約60%を消化している)。
今回の主役(?)国道353号をほんの一瞬だけ走り、四万川を渡る。 林道を通り沢渡温泉に向かう。この林道、事前調査ではダートとの事。さて、路面の状況はどうか・・・? 締まったダートに入って、すぐに舗装工事のために砂利を敷き、ローラを掛けた状態になった。もしかすると開催期間中に舗装されてしまうかもしれない。試走時は、約650m位のダート区間であった。
鄙びた沢渡温泉街を通る。昔から「草津のなおし湯、仕上げ湯」といわれ、草津の酸性泉で湯ただれを起こした湯治客が、ここによってアルカリ成分の高いお湯で湯ただれを直し、湯治の仕上げをしたといわれている。いわゆる合わせ湯である。沢渡温泉病院は、リハビリ病院であり、草津や伊香保のような温泉街とは雰囲気が違う。湯治場的な雰囲気である。 温泉街を抜けた先に7CPを置いた。
7CPからわらび峠を越えて、四万温泉に向かう。途中1軒宿の反下の湯があるが、残念ながら入浴だけは出来ない。 わらび峠に8CPを置いた。 
8CP〜ゴール わらび峠を越えると、ダートが始まる。四万の周辺にはロングダートで有名な万沢林道、秋鹿・大影林道があるが、どちらも少しガレた場所があり、普通車ではやや辛い。わらび峠を越える林道(高田山林道)は、良く締まったほとんどガレ場がない上質のダートである。但し、落石はあるので注意は必要(試走時、取り除きながら走ったが、また落ちているでしょうね・・・。それにしても何故落石というのは道の真ん中に止まっちゃうのでしょうね?)。 ダート距離は約3.4km。
ダートが終わるといよいよ今回の主役(?)R353の登場。 温泉街を迂回するバイパスが出来ているが、やはり旧道を通らないと意味がない。 雁坂トンネルが出来るまでの埼玉と山梨を結ぶ国道140号の旧道がそうであるように、行止りの国道はその必要性の低さから国道とは言え無い道幅しか持たず、また雰囲気も寂しいものがある。 旧道にも一応国道標識が出て来る。バイパスが出来ると旧道は、県道などに格下げされる事が多いがここはまだ国道扱いである。 最後の国道標識を9CPとした。 横断歩道にはみ出すので、距離チェック時は十分に注意して、速やかに済ませる事。
9CP後、ダムを見上げ、ダム湖の風景を堪能してもらってからゴールとした。ダム湖湖畔からは新潟県境に向かっているように見える新しい道も見えるのだが、この国道がつながると言う話(予定)は全く聞かない・・・。やはりつながらない国道なんだろう。
ゴール後 ゴール地点のすぐ側に日帰り温泉「こしきの湯」がある。10時から17時。入湯料400円。
だが、折角四万まで来たのだから、四万温泉でまったりして欲しい。四万温泉は古い温泉で、国民保養温泉第一号に指定された場所である。四万川沿いに温泉街があるため、河原に露天風呂を持つ旅館が多い。勿論外湯もあり、混浴の露天風呂もある。 右の写真は、吉永小百合主演の『天国の駅』や某国営放送の朝の連ドラ『ファイト』にも登場した旅館(積善館)。
また、皆さんの帰宅時に必然的にR353を通るが、四万温泉からしばらく走った所に甌穴がある。道からすぐに降りられるので、立ち寄って見ては如何? 川の流れで出来た洞窟の様な穴が数カ所あり、エメラルドグリーンの水を湛えている。