第31回 D-Wind Rally 『日本アルペンDラリー
コース案内

全体レイアウト 今回のコースは、極力日本アルペンラリーのコース=SS区間、つなぎ(リエゾン)区間をトレースした。 ただ、彼らの様に一日に10ヶ所以上のSSをこなす事は無理なので、各SSは一回だけのトライにした。
また、全てのリエゾン区間を走るとかなりの距離になるので、エントラントの方々の許された時間で走ってもらえるよう、リエゾン区間にフリー走行区間を設けた。皆さんが、走るSSの順番も選択出来るようにした。但しフリー走行区間のリエゾン区間をパスした場合、クイズの減点面で不利になる事もあるので予め了解願いたい。
コース全体のレイアウト及び概略の距離は、レイアウト図を見て欲しい。
Leg1
スタート〜OD
スタートは、富岡市にある『もみじ平総合公園』。日本アルペンラリーでは、少し先にある空き地にサービスパークが置かれた。
今回は、基準距離はスタートからの計測にしていない。OD−1スタート地点は上信越道の下仁田IC出口に置いた。1日で全コースを走ろうと思われている方はスタート地点をパスしてOD−1スタートからコースオンして頂ければいい。スタートからOD−1スタートまでの間にはX問題は設定していない。
下仁田の市街を抜けた先にODを置いた。OD−1はLeg1Section1,2とLeg1Section3と共通なので、Leg1Section2の後、そのままSection3を走る事も可能である。
Leg1は、御荷鉾林道を挟んで下仁田町、中里村、万場町(現神流町)、南牧村エリアの6ヶ所のSSを走る。
Leg1 Section1
OD〜SS−1
〜SS−2
ODから青倉川沿いの県道でSS1のスタート地点に向かう。
SS−1は日本アルペンラリーでは『Aokura』と名付けられ、SS−1、5、9の3回使われている。スタート後、前半はやや鬱蒼とした雰囲気の上り。中盤一度下りが入り、周りが開け明るい雰囲気の中、再び上りに入ってフィニッシュとなる。
県道45号線の塩之沢峠にトンネルが開通したので、現在はそちらを通る方が便利になっているが、昨年試走した時は、佐川急便のトラックがこの林道を走っていた。塩之沢峠より交通量も少なく、下仁田から中里村に抜ける最短ルートであった為だが、もしかすると好きな運転手だったのかもしれない。
御荷鉾林道のダートを少し走り、SS−2のスタート地点に移動する。このダートが日本アルペンラリーのコースで唯一のダートである。
SS−2『Yokura』は全線下りのコース。アルペンラリーでは、SS−2、6、10の3回使用。コマ図11図は、どんな姿勢で抜けて行ったのだろう? 八倉の村に入る手前がフィニッシュ。昨年あった放置自動車が無くなり、フィニッシュ地点の目標物が判りにくいので行き過ぎないように注意。 八倉の村を抜けて、国道299号線に出た13図でSection1の距離計測区間は終了。 コースはフリー走行区間で道の駅「万葉の里」に向かう。ここで一休み。 14図の手前にLeg1Section2に向かうコマ図15図があるので、先を急ぐ人はここでショートカットしても良い。また13図を右折してSS−11に向かう事も可能。   《写真は、SS−2》
Leg1 Section2
SS−3
 〜SS−4
「万葉の里」で休息を取った後、フリー走行区間でSS−3のスタート地点に向かう。SS−3のスタート地点の目標物がやや見にくいので注意。
SS−3『Chichibu West』は20kmを越えるロングSS。SS−3、7の2回使われている。 スタート直後は上りでやや狭い苔が生えた道を上る。18図からはUP、DOWNが入り交じったコースになる。19図からやや荒れた路面になり、穴が開いている箇所もある。また20図からは沢山のグレーチングが現れ、その前後の段差は注意が必要。路面を擦った跡もあり、アルペンラリーの時のものか・・・?
フィニッシュ地点は、土坂峠の埼玉県側に出た所。
                    《写真は、SS−3》
土坂峠と言えば、DWR29『頭文字D RALLY 3rdSTAGE』の埼玉エリアで唯一走らなかったエリア。今回途中までだがダウンヒルを走ってもらおう。頭文字D関連クイズも準備した。
23図は、啓介のFDのクラッシュ原因になったオイルを路面に撒いた犯人が逃げて行った「わき道」である(頭文字Dコミック26巻P187)。流石群馬県の峠族、ダートもお好き!?(笑)
23図から日本アルペンラリーのコースから外れ、DWRコースとなる。初めて走った2年前から比べるとやや削れた場所も出来たが、締まった上質のダートである。ただ走る度にその距離が短くなっているのが非常に残念・・・。ダートと舗装が交互に出て来るこの区間は、NAVI Sectionとした。 24図からは下りのダート。路面は荒れていないが浮き砂利が多いので注意。また道路中央部(わだちの間)には草が少し茂っているので、底面草戦車になる事を予めご了承願いたい。
再び国道299号線に出た26図で距離計測区間は中断。フリー走行区間でSS−4に向かう。SS−4までのつなぎ区間はかなり長いので、先にLeg1 Section3を走る事も出来る。この場合26図を左折すれば、45図に反対側から入る。
 《写真は、リエゾン区間の塩沢峠》
また、『コマ図&指示書−4』の注意の通り、コマ図31図先が車幅の大きな車などは通行が難しい。SS−1に向かう前に先にSS−4を走っておく事をお勧めする。
SS−4『Tomioka』はML−DRCに初めて登録したDWR3で走った藤田森林公園を通る林道。前半上り、後半下りのコース。日本アルペンラリーではSS−4、8の2回走る。道幅はあまり広くなく、森林公園に上がって来る車も多いので注意。
33図でフィニッシュ。Leg1Section2は終了。フリー走行区間で『もみじ平総合公園』のサービスパークに戻る。 もみじ平総合公園には戻る必要はなく、そのままSection3に移動しても良い。
Leg1 Section3
SS−11
 〜SS−12
サービスパークで車をチェックした後、SS−11に向かう。コマ図42図まではSection1と同じルートである。Section1では左折した42図を直進し、43図から塩之沢峠を越える。今年春に塩之沢峠に湯の沢トンネルが開通しており、一般の車はそちらを通る。何度か塩之沢峠を走ったが、対向車に一度も遭わなかったのは初めて・・・。DWR13のコース案内では、『・・・現場帰りの土建屋のおっさん達の車が結構なスピードで突っ込んでくる。・・・』と書いてある。以前は道幅の割に対向車が多く走りにくかった塩之沢峠であったが、トンネル開通後は、快適なワインディングになった。ただバイクは減っていないので要注意。
SS−11、12ともDWR13で使った林道である。SS−11『Yakyuzawa』はスタート地点こそ鬱蒼としているが途中から明るくなり、道幅も広く走りやすい。全コース上りで気持ちよくアクセルを踏める。私は一番のお気に入りであるが、日本アルペンではSS−12とも、1回しか使われていない。
SS−12『Ogami』は、全コース下りであるが、それほどきつい下りではない。途中DWR13のゴール地点であった『南牧村自然公園』もあるので、対向車や歩行者に十分に注意。 またフィニッシュ地点がやや判りにくいので行き過ぎに注意。
フィニッシュ地点から下仁田ICまで約26km。Leg2の北軽井沢まで自由に移動して欲しい。この区間にはX問題などは設定していない。
Leg2 Section4
OD〜SS−13
Leg2は、軽井沢町、長野原町、草津町エリアの3つのSSを走る。
Leg2のスタート地点は一応パークフェルメが置かれた軽井沢アウトレットにしたが、実質のスタート地点は国道146号を北上した場所にある北軽井沢ふれあい広場である。ここには、北軽井沢サービスパークが置かれた。
Leg2 Section4は、SS−13のみなのでOD−2からSS−13までのつなぎ区間は、日本アルペンラリーのコースから少し外れて、暮坂峠の下に出る林道を走ることにした。前半はやや狭い鬱蒼とした上り。後半は少し開けて明るくなり、UpDownがあまりないコースとなる。
昨年のPDQM群馬で通った吾嬬橋を左折し、オプショナルコースで走った林道の1本手前の林道に入る。ここがSS−13である。実はこの道DWR16のコース案内で、7CP〜8CPのルートの1つとして紹介している。DWR16はルートフリーのDGR15形式だったので、このルートを通ったのはkakkiさんと主催者の私だけだった様子。日本アルペンラリーのSSに使われるくらいの良い道だったのに!(笑)
SS−13『Kosame』は、アルペンラリーではSS−13、16、21、24の4回使われている。但しSS−21、24はSS−13の逆走で、『Kusatsu Onsen』と名付けられている。 全コース上りでスタート直後はややきつい上りであるが、中盤からは明るい雰囲気になり走りやすいコースである。
SS−13のフィニッシュでSection4の距離計測区間は終了。コースは道の駅「草津運動茶屋公園」に向かう。僅かな距離であるが、先を急ぐ方は67図を左折してSS−14に向かう事も出来る。
Leg2 Section5
SS−14
 〜SS−15
道の駅で休息を取った後、SS−14に向かう。 SS−14への入り口(コマ図71図)がやや判りにくいので、ミスコースに注意。 またSS−14のスタート地点の目標物が無くなってしまい、別の目標物に変更したので、距離が少し短くなっている。
SS−14『Haneo North』は、SS−14、17、20、23の4回使われた。SS−20、23は逆走で、『Haneo South』。 コースは緩やかな上りで、道幅はやや狭いが高速コーナが続く。対向車にも注意。距離も短めであっという間にフィニッシュ。
日本アルペンラリーのコースに沿って、SS−15に向かう。SS−15『Yokiya』は、SS−15、18、19、22で使われている。SS−19、22は逆走で『Yatake』。
77図の前後で林道が違うため、雰囲気ががらっと変わる。77図までの前半はコーナが連続する上りで、一度下りが入って再び緩やかな上りになる。コーナの後長い直線があったり変化に富んでいる。 77図以降は、DWR22で走った万騎峠を越える道。DWR22の逆走になる。77図までの道と違い、ほとんど直線が無く、常にどちらかにステアリングを切っている状態であるが、所々眺望も利き、明るい雰囲気で走りやすい。万騎峠を境に下りに入る。下りもコーナが連続する。フィニッシュ地点は、右コーナの広くなった場所から道幅が狭まる場所なので、対向車に注意してチェックインすること。
SS−15フィニッシュ後、NAVI Sectionで長野原の町まで戻る。DWR5のゴールだった浅間酒造観光センターをLeg2Section5の距離計測終了地点とした。実質ここで『日本アルペンDラリー』は終了。日本アルペンラリーは、北軽井沢を通りFinal Parc Fermeが置かれた軽井沢プリンスホテルまで戻る。一応コマ図も用意したが戻る必要はないので、2日間(1日間?)の疲れを草津温泉かお好きな温泉で取ってからご帰還下さい。